歯石除去
歯周病とは、歯を支えている“骨がなくなっていく病気”のことです。一般的に歯槽膿漏ともいいます。
骨がなくなっていくと次第に歯がグラグラと動揺していきます。
●健康な歯肉
●歯石が付着 歯肉が炎症
●歯肉が炎症 ポケットが出来ている
●歯肉が下がり、歯が動揺している
歯と歯ぐきの間の溝(ポケットといいます)に 歯石や歯周病原菌 が入り込み、それが原因で骨がなくなっていきます。
そして歯周病の治療とは この原因を除去していく治療をいいます。
具体的には、歯石やプラークを取り除くことです。
超音波スケーラーで歯石除去
手用スケーラーで歯石除去
その他 直接的に骨を溶かすわけではないですが
歯周病を助長する要因として
などが挙げられます。
これらの歯周病を助長する要因(リスク)をできるだけ減らすということも歯周病の治療では大切です。
なぜ歯石取りが大切か
歯石は自分では取れません。歯石が歯に強固に付着しているので歯ブラシでは取れないのです。
そして歯石をそのままにしていると、歯を支えている歯肉(歯ぐき)や骨がなくなってしまいます。
だから歯石を取らないといけないのです。
ただしプラークは歯ブラシでとれます。
プラークとは歯の表面に付着した細菌の集まりです。
歯の表面を短針でこする
短針の先端に付着している固まりがプラーク
プラークを染め出したところです
このプラークが取れないと、次第に固まっていき歯石になってしまいます。
このプラークは自分自身で出来るだけ取り(プラークコントロール)、歯石は歯科医院で徹底的にとることが大切です。
どちらかが出来ていないと歯周病は治りにくいのです。
ですから歯周病の治療は、患者さんと歯科医院での2人3脚の治療とも言えます。
歯石を取り、ぜひ健康なお口で楽しい食生活を送りましょう。
歯周病の予防で重要なのは以下の点です。
歯ブラシ
フロス
歯間ブラシ
ナイトガード